はじめに

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多くの女性にとって、乳房の健康は普段あまり意識しないものかもしれません。しかし、突然しこりを感じたり、わずかな変化に気づいたり、友人が診断を受けたりすると、不安や疑問が一気に押し寄せてくることがあります。Always For You メディカルセンタでは、ご自身の健康に気づき、積極的にケアすることがとても大切だと考えています。その第一歩としておすすめしたいのが、正しい乳房自己検診(BSE)の方法を知ることです。

乳房自己検診は、がんの早期発見だけが目的ではありません。自分の体と向き合い、普段の状態を知ることで、いつもと違う変化に気づけるようになることも大切です。

乳房自己検診が大切な理由 ― 特に韓国で

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乳がんは、韓国の女性に最も多いがんです。韓国中央がん登録本部によると、過去20年間で乳がんの発症率は着実に増加しており、特に40代・50代の女性で顕著です。40歳以上の女性を対象にした国の検診プログラムでマンモグラフィー(乳房X線検査)が行われていますが、定期検診の合間に現れる初期症状は見逃されがちです。

月に一度の自己検診は、あなた自身が健康を守るための大切な時間です。静かに自分の体と向き合い、病院での診察の合間にも自分で異変に気づくきっかけになります。

乳房自己検診でできること・できないこと

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正直に言うと、乳房自己検診は専門的な画像検査や医師による診察の代わりにはなりません。しかし、自己検診には大切な役割があります。

  • わずかな変化に早く気づくことができます

  • 自分の体をよく知ることで、医師に症状を正確に伝えやすくなります

  • 予防的な習慣を身につけることで、長期的な健康維持につながります

Always For You メディカルセンタでは、定期的な自己チェックで異変に気づいたという患者さんからよくご相談を受けます。こうしたケースの多くは早期発見につながり、治療の選択肢が広がり、より良い結果につながっています。

乳房自己検診はいつ行うべきですか?

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最適なタイミングは、生理が終わって数日後です。この時期は乳房が腫れたり痛んだりしにくいため、検診に適しています。閉経後や生理周期が不規則な方は、毎月決まった日(例えば月の初日など)を選び、その日に行うようにしましょう。

静かでプライベートな時間を確保して行いましょう。これは、家の配管や火災報知器を点検するのと同じようなものです。何か異常を期待しているわけではなく、健康を守るための大切な習慣です。

ステップごとに解説:乳房自己検診の方法

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乳房自己検診を行う様子

正しい自己検診には、目で見るチェック、立ったままの触診、横になっての触診の3つのステップがあります。

1. 鏡で確認 — 視覚的チェック

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上半身裸で、明るい鏡の前に腕を自然に下ろして立ちます。以下の点を確認しましょう:

  • 乳房の形、左右差、大きさの変化

  • 皮膚のくぼみやひきつれ、赤み

  • 乳首の変化(陥没、分泌物、カサつきなど)

  • 普段と違うふくらみや腫れ(特に脇の下付近)

次に、腕を頭の上に上げて同じようにチェックし、さらに両手を腰に当てて胸の筋肉に力を入れた状態でも確認します。これらの姿勢は、リラックスした状態では気づきにくい皮膚や輪郭の変化を見つけやすくします。

🟡 正常とは? 片方の乳房が少し大きかったり、乳首の向きが違うのはよくあることです。大切なのは、新たな変化や今までと違う点に気づくことです。

2. 指で触れる — 立ったままの触診

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このステップは、シャワー中など肌が滑りやすい時に行うとやりやすいです。

  • 指先ではなく、3本の指の腹を使いましょう。

  • 1か所につき、弱・中・強の3段階の力で触れます。

  • コインくらいの大きさで円を描くように動かします。

以下のいずれかの方法で全体を触診します:

  • 円形法:乳首から外側へ円を広げるように触る

  • 縦ストリップ法:乳房全体を上下に動かしながら触る(芝生を刈るようなイメージ)

次の範囲を忘れずにカバーしましょう:

  • 鎖骨から乳房の下までの全体

  • 脇の下側(ここにはリンパ節が多くあります)

反対側も同じように行います。

3. 横になる — より深い触診

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横になることで乳房の組織が均等に広がり、特に大きめや密度の高い乳房の方は触りやすくなります。

  • 仰向けになり、右肩の下に枕を入れます。

  • 右腕を頭の下に置きます。

  • 左手で、先ほどと同じ円を描く動きで右の乳房を触診します。

左右を入れ替えて同じように行いましょう。

最後に、乳首周辺も忘れずにチェックし、優しくつまんで分泌物がないか確認してください。

どのような感触に注意すべき?

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ここが少し難しいところですが、乳房の組織はもともとデコボコしています。そのため、多くの女性が「何か異常があるのでは」と心配しますが、実際は正常な乳腺組織であることがよくあります。

一般的に、次のような変化に注意しましょう:

  • 新しくできたしこりで、周囲の組織と明らかに違う感触のもの

  • 硬く、動かず、痛みのないしこり

  • 乳房の一部が厚く感じる、特にもう一方の乳房と比べて違和感がある場合

  • 皮膚の変化(くぼみ、赤み、熱感など)

しこりを感じても、慌てないでください。特に若い女性の場合、多くは良性(がんではない)です。ただし、念のため必ず専門医に相談しましょう。内科と画像診断が連携しているAlways For You メディカルセンタのような医療機関での受診がおすすめです。

何か異常に気づいたときの対応

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乳房の自己検査

不安なまま待つよりも、早めの行動が大切です。信頼できるクリニックに連絡し、気づいたことを伝えましょう。以下のような検査を案内される場合があります:

  • 視触診(臨床乳房検査)

  • 超音波検査(乳腺が密な方にはマンモグラフィより効果的な場合があります)

  • マンモグラフィ(年齢やご自身の経歴によって実施されます)

  • 必要に応じて、生検(バイオプシー)(疑わしい所見があった場合)

Always For You メディカルセンタでは、大学病院での豊富な経験を持つ医師が在籍し、多くの女性の検査や診断をサポートしてきました。当院では、当日中のご相談、院内での画像検査、丁寧なフォローアップを、落ち着いたプライベート空間でご提供しています。どんな小さな不安も、真剣に受け止めます。

まとめ:自己検診は自分を大切にする習慣

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乳房の自己検診は、単なる医療行為ではありません。それは自分自身を大切にする静かな時間であり、自分の体と向き合い、健康を意識する大切なひとときです。

多くの女性が、不安や恥ずかしさ、迷いから受診をためらいがちです。しかし、早期発見は命を守るだけでなく、選択肢や時間、そして安心感をもたらします。

もし気になることがあったり、専門家の意見を聞きたいと思ったときは、一人で悩む必要はありません。

Always For You メディカルセンタのような多職種が連携する医療機関で、乳房の健康を正確かつ思いやりを持って診てもらうことをぜひご検討ください。